昨今の危機管理は内部にも目を光らせないとならなくなりました。
自社のスタッフが故意に異物を混入させた事例は、報道でも大きく取り上げられています。食品を扱う企業にとって、いま最も脅威とされているのがこの人為的な異物混入です。
導入事例1:食品加工工場
スーパーへ肉の加工食品を納品する食品工場での事例です。
発端
ある日、金属検査はかけたもののプラスチック片の混入が発覚。原因を調査したところ、数々の目撃証言から工場スタッフの一人が故意に混入させたことが分かりました。
経営者の判断
この食品工場では人材不足から正社員が少なく、アルバイト・パートでの登用が増えていました。一部、外国人労働者も使わざるをえなくなり、現場の統率がとりづらく、課題のひとつとなっていたようです。
以前から幹部の進言で、防犯カメラの導入を検討していましたが、経営者のAさんとしては、人間力により解決をしたかったとのこと。ところがこの事故をきっかけに、導入を決断し、アクティブネットに見積もり依頼が来ました。
導入後の変化
防犯カメラ導入を進言し、アクティブネットに見積もり依頼をした幹部のOさんが、導入後の変化を語ってくれました。

見られている感があるのか、スタッフの動きが明らかに変わりました。
それだけではないんです。
もともと代表は、スタッフを見張るような目的で防犯カメラの導入するのは反対でしたが、アクティブネットさんが「防犯カメラは、事故を未然に防ぐだけではなく、工場の生産性向上や、改善活動、社員教育にも使えるんです」と、管理以外の効果も含めて提案してくれたので、導入を決めたところがありました。
それがすごく活かされていて、実は生産性が1.3倍になったんですよ!
導入した防犯カメラとコスト
今回、この食品工場に導入した防犯カメラは【日本防犯システム社製/AHDアナログカメラシステム】。
全部で16台設置させていただきました。幹部のOさんに聞いたところでは、他社に見積もり依頼をしたところ、工場内をくまなく監視しようと思うと24台のカメラが必要と言われたそうです。
アクティブネットではヒアリングを丁寧に行い、そもそも設置する必要のないところには設置せず、「なぜ、防犯カメラを設置するのか?」という社長の判断を尊重して提案をしました。