心臓が止まるかと思いました。
ある介護施設に防犯カメラを設置したところ、家族の方が怒鳴り込んできました。
「介護施設は監獄じゃない!監視は必要なのか?」と。
事業所オーナーは、あまりの剣幕に一瞬、うろたえました。が、すぐに冷静さを取り戻し、なぜ、防犯カメラを設置するに至ったのか、丁寧に話し始めました。
導入事例1:介護施設
介護施設のオーナーMさんは、保護者と施設スタッフの再々のトラブルに悩まされていました。
もともと、介護業界は構造上の問題で、年を追うごとに大変な仕事になっています。2025年には4人に一人が、65才以上の年金世代。一方で、賃金が低くて、きつい仕事を選ぶ若者は多くありません。ますます高齢者は増えていくのに、事業継承できるかわからないのです。
トラブル
保護者は、近年介護施設で度々起こる事件に胸を痛めていました。それは施設側も同じなのですが、介護スタッフのちょっとした言動、行動が虐待だと言われることがあり、スタッフの離職率も高くなっています。
賛否両論
防犯カメラの導入には、賛否両論ありました。施設利用者のプライバシーの問題と、安心安全です。どちらも非常に大事ですが、事業所オーナーの決断は今後の未来を見据え、大々的にリスク管理を行う事でした。
アクティブネットには、防犯カメラ設置のアドバイスだけでなく、電話受付で無理なことを言われないように音声の録音マイクの提案や外部からの不審者侵入対策も求めておられました。
導入後の変化

ただ、音声まで録音している事は末端スタッフまでには伝えていないんです。あまり意識されすぎるのも考え物だからです。
いずれにしてもこれで何かトラブルが起きた時の検証ができるようになりましたし、理不尽な事を言われた際に証拠ともなるしこちらの受け答えの検証ができます。
導入したシステムとコスト
この施設で導入したのは、アクティブネットが最も信頼を置き、国内でも扱える会社が限られる【日本防犯システムのAHDカメラ】。合計12台設置しました。月額リースは18,000円。
防犯カメラの設置には、取付場所によって材料と取付方法が変わるので工事費も変わり、どんなシステムにするかで月額料金も変わります。なかなか一元化できないので、あくまで目安と捉えてください。