監視カメラ+AIで画像分析(顔認証/人数カウント/属性分析/混雑状況確認など)

AIZE画像分析のイメージイラスト【防犯カメラの豆知識・活用法】

近年、AI(人工知能)技術はみるみる発達し、あらゆるモノ・コトにその技術が応用されていています。防犯カメラ・監視カメラの分野においてもAIの技術が導入され、顔認証・顔認識、人数カウント、混雑状況の確認などあらゆる分析に活用されています。

今回の記事で紹介するのは、防犯カメラ・監視カメラにAI技術を応用したシステム『AIZE』について。これまで経験や勘に頼ってきた部分を、AI技術を用いて明確に数値化することで様々なマーケティングに活用する画像分析システムです。ぜひご一読ください!

『AIZE』とは

囲碁AIの開発で有名な『トリプルアイズ』様が開発した画像認識プラットフォームです。カメラで撮影された画像データをAI(人工知能)が解析する技術で、顔認証の精度は正面画像であれば98%の認証率となっています。

トリプルアイズ社について

GoogleのAIが囲碁世界一のプロ棋士を破ったことは、世の中を大きく騒がせました。そこからあらゆる企業でAIの技術開発が進み、第3次AIブームとなったのです。トリプルアイズ社は、その囲碁AIにおいて現在世界2位の成績

囲碁AIは、将棋よりも難しくAIの分野の中でも最難関と言われています。そのため、世界の先端企業のほとんどが囲碁AIの研究開発に挑んでおり、囲碁AIの技術が高い=AI技術が高く・優秀である、ということの証明になっているようです。

囲碁の写真
AIの中でも囲碁は相当の技術が必要

AIZEが提供する顔認証AIの決定的違い

顔認識には大きく2つの方式があります。

ひとつはアルゴリズム方式世の顔認識のほとんどがこの方式です。これは、事前にインプットされた情報をもとに認識するやり方で、例えば人の場合は目・鼻・口などの情報で人の顔と認識します。そのため、マスクをつけていたら認識されない、などのエラーがあるのです。

一方、AIZEが採用している顔認証AIがディープラーニング方式。この方式による顔認証AIサービスは国内であまり例がありません。これは、AIが学習し情報を蓄積し、精度を高めていくというものです。そのため、マスクの有無かかわらず蓄積された無数の情報から人の顔と認識することができるため、アルゴリズム方式と比較して認証精度の高さには大きな違いがあります

マスクを付けた女性の写真
ディープラーニング方式のAIZEは、マスク姿も高精度で認識可能

AIZEの強み

1.認識制度の高さ

どの会社も、正面の静止映像を正しく認識することにおいては各社大きな差はありません。しかし、様々な角度(下向きの顔、斜めの顔)、様々な動き(ウォークスルー)、マスクをつけた顔などの認識に関しては、多くの会社が苦戦しているのが現状です。一方でAIZEはこれらのケースでもエラーが少なく、精度・スピードともに優れています

    AIZE    
補足する特徴点512次元
正面の認証精度
マスク画像の認証精度    
横顔画像の認証精度
マスク有無認証精度
レスポンス速度
男性の顔認識をしているイメージイラスト
蓄積されたデータをもとに、あらゆる特徴を補足し認識します

2.圧倒的コストパフォーマンス

AI導入にはコスト的ハードルがつきものですが、AIZEの場合は比較的金額が抑えられ、低価格から顔認証AIシステムを導入することが可能です。

AIZEでできること

来店者カウント

店舗入り口に設置された防犯カメラ・監視カメラで撮影された画像を解析し、来店人数を数値化します。リアルタイムで人数を把握することが可能です。また、時間帯別の混雑状況も数値化できるため、混雑回避対策にも役立てることができます。

年齢・性別など属性分析

年齢や性別を解析し、どの年齢層・どの性別の方が、どの時間帯(曜日)に来店されているかを数値化。店舗毎に顧客属性・顧客傾向を把握することができます。

AIZEのパソコン操作画面
AIZE操作画面(顔画像画面)
リピート分析

顧客毎に新規顧客なのか、再来店顧客かを判別することができます。再来店顧客の場合、何度目のご来店か、以前の来店日時はいつだったかまで参照することが可能です。

特定顧客の来店通知

事前に登録した人物が来店の際、メールにて通知される機能です。危険人物が来店した際は監視の目を尖らせ、優良顧客が来店した際は積極的に接客にいくなど、様々な面で活用することができます。

その他の機能
  • 感情分析
  • 集計表示(日別/週別/月別)
  • 顔データベース機能(記録された映像をもとに日付・性別など様々な条件で検索可能)

AIZEの活用例

WEEKと書かれた画像

小売業:曜日ごとの来店者属性分析
平日、土日など、曜日ごとでの来店者の性別や年齢を分析し、曜日ごとに品揃えや陳列を変更、売り上げの増加に繋げます。

MONTH、YEARと書かれた画像

小売・サービス業:月間、年間での来店者数分析
客数が減る時期を正確に分析し、時期に合わせたセールやキャンペーン施策で客数減少を防ぎます。

ADと書かれた画像

小売・サービス業:広告効果の測定
広告を打ち出した直後の来店数や属性を分析し、適切な広告媒体(チラシ、ネット広告、SNSなど)・広告内容の精査に役立てます。

WEATHERと書かれた画像

■小売・飲食業:天候と来店数の関係性分析
天候と来店数の関係性を分析し、天候に合わせた陳列、仕入れの調整を行い、商品ロス・食品ロスを削減。

TIMEと書かれた画像

小売・飲食業:繁忙時間(曜日)の分析
来店数が多い時間帯や曜日を明確化し、それに合わせた適切な人員配置で、サービス向上および、無駄な人件費や過重労働を減らします。

顔認識AIシステムを導入するポイント

弊社では2017年前後から、多くのAIシステムの設置に携わってきました。その経験から、顔認識AIシステムを導入する際におさえておきたいポイントをご説明します。

精度とコストのバランス

AIの良し悪しを見定める上で判断材料の一つとなるのが精度の高さです。例えば、屋外で大人数の不規則な動きに対しても90%以上の精度で分析できるシステムもあれば、人が滞留してしまうとダブってカウントしてしまう為あくまで少人数のシチュエーションしか精度を保証できないシステムもあります。

精度が高くなるとコストがかかり過ぎてしまいますし、逆に安過ぎるシステムは精度が低くなるため導入する意味がありません。重要なことは、AI画像分析システムを導入する目的をしっかり設定し、精度とコストがその目的に見合っているのかを判断することです。

UI(ユーザーインターフェース)のわかりやすさ

UI(ユーザーインターフェース)とは、簡単に言うとユーザーの目に触れる部分で、システムの操作画面のことです。UIがわかりにくいと操作性が悪くなり、結果として使いづらくなってしまいます。どんなに分析能力・解析能力に優れていても、そのシステムを上手く使えなければ宝の持ち腐れ。導入を検討される際は、実際にデモ機等で事前に操作画面を見せてもらう、または使わせてもらうなどされることをおすすめします

『AIZE』を使ってみた感想

2020年に『トリプルアイズ』様と『日本防犯システム』様が協業することにより、弊社でも『AIZE』を取り扱うことが可能となりました(弊社は『日本防犯システム』様の特約販売会社です ※詳しくはこちら)。

『AIZE』を取り扱うにあたり、弊社でも幾度となく実験・検証を行なっています。これまでいくつものAIシステムを見てきた感想として操作性が悪いシステムが多いなと感じていましたが、『AIZE』に関しては使いやすい!というのが率直な感想です。

また、料金面に関しては低価格で、初めてAIを導入される方にとっても始めやすい価格帯かと思います。

AIZEの操作画面
AIZE操作画面(ダッシュボード)

もし、AIシステムを導入することで今まで経験と勘に頼ってきた部分を明確に数値化し、マーケティング等に活かすのであれば『AIZE』は良い選択と考えます。また、重要なことは数字化されたデータをどう活かすか?ということです。その目的に応じて導入すべきシステムや、そもそもAIを導入するべきかどうかということが決まります。

もちろん、ご自身での判断だけでは難しいかと思いますので、その際はぜひプロへご相談ください。『AIZE』以外にも様々な監視カメラAIシステムを取り扱っておりますので、これまでの経験を踏まえてお客様に合った最適なご提案をいたします!お気軽にお問い合わせください!