防犯カメラ(監視カメラ)は24時間365日録画し続けなければなりません。そのため、万が一故障した場合は早急に買い替える必要があります。では、故障以外で買い替えるタイミングはあるのでしょうか?壊れるまで使い続けていいのでしょうか?
そこでこの記事では、防犯カメラ・監視カメラのプロとして、おすすめの防犯カメラ交換(リニューアル)のタイミングをご紹介します。
寿命が近づいてきたとき
そもそも、機器が壊れてから買い替えればいい、という考えは間違いではありません。が、おすすめはしません。
故障してもすぐに取り替えられればいいのですが、機器の選定・手配、設置工事業者の選定、工事の段取りなどに時間がかかってしまえば、その間ずっと防犯カメラ(監視カメラ)がついてないことになってしまいます(経験上、ご相談いただいてから施工完了まで早くても2週間程度かかっています)。もしその間に何かあったら…。
そうならないためにも、寿命がきて壊れてしまう前に買い替えをおすすめしています。一般的に防犯カメラの寿命は5・6年と言われています。見た目にはわからなくても意外とガタがきている可能性もあるので、できれば5・6年のサイクルで交換するのが良いでしょう。
古いカメラで画質や性能が悪く映像が見づらいとき
昔のアナログカメラの画質は52万画素が主流でした。ここ何年かでアナログカメラでも高画質(130万画素)の規格、AHD、HDSDI、TVI、CVIのカメラが次々市場に出回り、今では200万画素が主流になっています。昔の52万画素の映像と比べると単純に4倍の画質です。最近ですと400万画素、800万画素の防犯カメラも出回り始めました。画質が上がった一方で、価格は昔に比べはるかに安価になってきています。
画質が悪くても最低限の確認ができればいいのですが、例えば、不審者の特定や事故の詳細が画質が悪いせいで確認できないようであれば、早急に買い替える必要があります。また画質は良くても夜間に対応していない防犯カメラの場合も同様で、夜の防犯対策と監視・検証をしっかり行うためには、夜間対応の防犯カメラ(赤外線機能付きまたは低照度タイプ)に買い替えるべきでしょう。
ランニングコストがかかり過ぎているとき
機器が古く保守・点検料が毎回高くつく、必要以上に高機能・高性能の機器を設置してしまって月々のリース代が高い、などなど、必要以上にランニングコストがかかり過ぎている場合があります。
昔に比べ、今の防犯カメラは性能が良い製品も比較的安価で手に入りやすくなりました。現在進行形でランニングコストがかかっている場合は、月々の費用を格段に抑えてなおかつ最新の良い防犯カメラに買い替えられる可能性があるので、まずはお気軽にご相談ください。
リース契約が満了になるとき(リースアップ)
リースが期間満了になった場合、機器を買い取ってそのまま使用するか、新しい機器に交換して新たにリースを組むか選ぶことができます。もちろん、壊れていなければ継続使用して良いのですが、防犯カメラのリースは耐用年数に合わせて5・6年での契約が一般的です。そのため、リースアップのタイミングで新しい機器に買い替えられるお客様が多くいらっしゃいます。
リース契約期間が満了になる前に、改めて機能・性能は妥当か見直し、一度きちんとご検討すると良いでしょう。
まとめ
今回、防犯カメラ交換のタイミングについてご紹介してまいりました。10年ずっと同じ機器を問題なく使用され続けているお客様もいれば、安価な市販カメラを買ったばっかりに1年と経たないうちに買い替えを相談されるお客様もいらっしゃいます。
極力買い替えなくていいようにするには、最初の機器選定と工事、それからアフターフォローが大切です。後悔しないためにも、一度プロへ相談されることをおすすめします。弊社も、防犯カメラ・監視カメラ専業の会社としての経験を踏まえ、長く使えるよう最適な機器のご提案と工事、アフターフォローに努めておりますので、お気軽にご相談ください!